自動二輪の免許取得は難しいと思っている人、いろいろな心配があって悩んでる人、乗った事もないし取れるか心配な人、現在通ってはいるけど難しくて心が折れかけている人、そんな人の為にコツや注意事項を細かく説明します。一本橋やスラローム、波状路、急制動など難しい教習もコツを掴めば楽しくなります!また、1段階、2段階の全教習内容と教習時間を説明しますので参考にしてください。
教習を全てクリアして、卒検合格!になった時は、それはそれは嬉しくてたまりません。苦労の先に輝くバイクライフが待っています。男性も女性も関係ありません。素敵なバイクがある生活を送れるように頑張りましょう!
✔️この記事では、下記の内容を説明しています。
・教習内容を1段階と2段階に分けて説明
・各教習時間を明記
・項目別にコツと注意点を解説
・卒検合格の為の注意事項を記載
ご訪問ありがとうございます。中免なしから大型二輪を取得して10年の管理人Masaです。
通う前や通い始めのころは、不安でいっぱいかと思います。そんな人の少しでも参考になれたら嬉しいです。最近では後輩2人が大型二輪免許を取得しました。この時期で混んでいることもあり期間は4か月ほどかかりました。2人ともオーバーなしです。取得後に2人は言います。”人生観が変わった”と。興味がある人はチャレンジしましょう。
自動二輪の免許は、難易度的にはもちろん大型自動二輪の方が難しいです。車両自体も重たく、安定感はあるものの危険も伴います。普通二輪を取得してから大型二輪取得した方が良いと言う人もいますが、僕的な見解だと最初から大型を取得した方が間違いなく良いです。何故なら教習自体は、ほぼ同じだからです。後々、説明しますが卒検時のタイム設定が違うこと、波状路がある位です。(教習時間は10時間くらい多い)また、大型二輪の免許を取得後、大型に乗る必要はないので最初は中型に乗り、慣れてきてから大型に乗るのも有りです。逆に普通二輪の免許だと、限定解除しなければなりません。ここで諦める人が沢山います。それなら、大型の免許を取得していた方が良いですよね?
ただ、注意点として倒れたバイクを起こす事ができないと申し込みすらできないケースがあります。女性で事前にバイクを起こせなくて諦めた人もいるのも確かです。
200㌔以上あるバイクを起せるわけないとない!と思うかもしれませんが、実はコツを掴めば意外と簡単に起こせます。実際にかなり身長が小さく華奢な女性も免許を取得しているのです。
はじめに
自動二輪の免許は難しくない!と思う様になるには、慣れるしかありません。僕もそうでしたが、最初は無理〜とか思いました。それはそうですよね…乗った事ないし。そこで必要になるのが
予習復習です。
勉強した事と、教官が教えてくれる事との違いは多少ありますが、根本的に結果は同じです。予習でイメージをつけ、復習でこうやるんだ!というのを身体で覚えていく必要があります。
予習…教習内容をイメージする
復習…実際にやった内容を整理する
これを繰り返します。ほとんどの項目がが2時限続くので、予習復習をしたのと、しないのとでは全然違います。
この記事は、予習でイメージできるように書いてありますので、教習所に通いたい人、通っていて次の教習の予習をしたい人、教習でうまくいかなかった人は、ぜひ参考にして下さい。
事前準備(参考)
教習所に通う前に、ヘルメットとグローブとブーツが必要です。教習所にもよりますが、貸し出しはあります。また、入会でヘルメットプレゼント!と特典がある教習所もあります。僕の場合は、共用が嫌だったのと、免許取得後にも使うので、事前に全て購入しました。おかげで、今ではヘルメット3つ、グローブも3つ、ブーツも3つあります(笑)
免許取得後に乗りたいバイクがある程度決まっている場合は、そのバイクのイメージに合わせ、タイプと色を選ぶようにしましょう。
ヘルメットは、半キャップはNGです。無難なのは、ジェットヘルのシールド付きです。また、上下に動かせるタイプは会話する時に役に立ちます。
グローブは、革製品がお勧めですが、慣れないうちは柔らかい材質を選ぶと良いでしょう。クラッチ、前輪ブレーキを握るので固さがあると握力を奪われる可能性があります。
ブーツは、くるぶしが隠れないと使用できません。取得後にも使用できるものを選んだ方が良いです。
教習内容-第1段階
申し込み時に、視力検査と写真を撮ります。写真は教習カードに貼り付ける用です。その他、各教習所の説明等を受けてから入所完了となります。
入所後、必ず行うのが適性検査。既に車の免許を取得している人ならご存知でしょう。40分くらいかかります。
※先ずは、教習所に連絡して適性検査を受けられる日時を確認しましょう!申し込み時に、そのまま適性検査を受けられると楽です。
それでは、いよいよ教習内容の説明です。教習所によって多少の違いがありますが、大型自動二輪の説明となります。普通自動二輪もほぼ同様なので、特記事項として記載しておきます。
じゃらん第1段階 技能教習 規定時間:14時限
<バイク引き起こし>
→教習時間目安 1時限(3項目) 難易度…低
倒れたバイクをしゃがんだ状態から腰を入れ、ハンドルを起こす方向に切りながら、(腰をバイクにくっ付ける感じで)一気に起こします。男性ならある程度力ずくでいけるかもしれませんが、コツを知らないと意外とキツイです。ずっと力を入れ続けて起こそうとすると体力が持ちません。あくまでも力を入れるのは一瞬です。倒れた状態を0度とすると45度まで一気に行く感じです。後は体を預けるようにすれば簡単に起こせます。(どこの教習所もエンジンガードが付いてますので、下の画像の角度から起こす感じです)
センタースタンドもスタンドに足をかけ、てこの原理で立てます。これもコツを掴めば簡単にできます。
<バイク手押し(8の字等)>
→教習時間目安 1時限(3項目) 難易度…低
その名の通り、バイクを押すだけの教習です。車体を垂直に保ちながら押します。タイヤが回るまでの初動は腰を入れてしっかりと押します。後は身体を添えるように押していきます。
<ギアチェンジ> 難易度…低
→教習時間目安 1時限(3項目)
センタースタンドを立てた状態で、ギアチェンジの練習をします。左手がクラッチ、左足がギアです。右のグリップがアクセルで下方向に回してアクセルを開けます。右のレバーが前輪ブレーキ、右足が後輪ブレーキです。この基本動作を身体に叩き込みます。
アクセルを素早く戻す→クラッチを握る→ギヤチェンジ→クラッチを離しながら少しづつアクセルを入れる。
これだけはしっかり覚えて、身体に叩き込もう!
<発進及び停車><加速及び減速>
→教習時間目安 4時限(内回り+外回り+α) 難易度…低
ここでは、内回り外回りをひたすら練習します。発進と停車を先ずは1速からゆっくり周り、発進と停車を繰り返します。慣れてきたらギアを入れて、最大3速まで入れます。真っ直ぐ発進と減速して停まるのは慣れるまで意外と難しいです。バイクの特性上、低速だとバランスが安定しません。発進時は真っ直ぐ進めるか?がポイントになります。ウインカーを出しサイドミラーと左右を目視した後に真っ直ぐに発進します。最初はおそらく多少フラつくでしょう。それから停止する時には前輪と後輪のブレーキを7:3の割合でかけて停まります。1速の場合は、そのまま停まれば良いのですが、ギアを上げている場合は停まる前に1速にする必要があります。
交差点の侵入や踏切、一時停止等もまとめて教習となります。
※ギアをニュートラルへ入れる際は、右足を着地させるため、後方確認は必要です。
※教習所により多少違う可能性がありますので、教官の指示に従いましょう。
※ブレーキの感覚は教習車によって変わりますので、注意が必要です。
<坂道発進>
→教習時間目安 1時限(混合) 難易度…低
車の教習でもお馴染みの坂道発進。教習を行うタイミングは各所で違うと思います。クラッチの繋ぎさえできれば、難しくはありません。
坂道で停止後、後輪ブレーキをしっかり踏みこみます。1速の状態でアクセルを少し上げながら、少しずつクラッチを開いていきます。そうすると、”ガクン”となる場所があるので、そこで徐々にクラッチを繋ぎ、アクセルを上げながら後輪ブレーキを少しずつ離します。
車と違いサイドブレーキがない代わりに、後輪のブレーキをしっかり踏むことが重要です。
坂道発進で、エンスト、後ろに少し下がると減点。大きく下がると一発アウトです。
心配な人は、アクセルを少し強めでも構いません。ガクンと来るところをしっかり身体で覚えよう!
<8の字>
→教習時間目安 1時限(混合) 難易度…中
その名の通り、8の字走行する教習です。
8の字は2速で走行します。クラッチも握りません。初めての場合は恐怖があると思います。しかし、これこそがバイクの基本と言っても過言ではありません。
バイクを無理に倒す必要はありません。一定のスピードを保つことを心掛け、視点は必ず進行方向の45度くらいを見るイメージです。(自然とバイクは倒れます)一番危ないのは目の前の下を見ることなので注意してください。また、クラッチを握る、ブレーキをかける行為も危ないので気を付けてください。
コーナリングをはじめ、ニーグリップが基本です。ニーグリは、タンクを太ももで挟み込みバランスを取ることです。全ての教習において必要不可欠なので、ニーグリと視点はいつも意識しよう!
<クランク>
→教習時間目安 1時限(混合) 難易度…低
クランクと場所によってはS字カーブがセットとなっています。難易度的にはそれほど難しくなく、苦戦する人は少ないと思います。どちらかというと、車のクランクの方が難しいですかね。
クランク攻略の最大のポイントは、コース取りに限ります。1速で半クラで進むクランクは、コースさえ間違えなければ問題なくクリアできます。
簡単に言うと、曲がる方向に対して外側を進むイメージです。ただ、そこまで意識しなくても半クラの微妙な加減だけでもクリアできます。
この時も、視点は常に進行方向を見てコースだけ意識してください。失敗する時のパターンは、半クラが繋がって加速、コースのすぐ下に視線を送ってしまった、コースが内側になり過ぎた位かなと思います。
<スラローム>
→教習時間目安 2時限 難易度…高
初めてスラロームをやるときは、おそらくパイロンに突っ込んだり、コースアウトしたり、苦戦する傾向にあります。しかし、コツさえ掴めば、タイムトライアルの感覚で楽しくなる教習です。失敗を繰り返しながらコツを掴みましょう。
※初めは、誰でも怖いです。失敗しても良いです。2時限の教習の中でしっかりコツを掴むことを意識しましょう!
まずは、入口に前輪がかかった時点でスタートし、出口に前輪がかかった時点で計測終了となります。蛇行運転を繰り返し、クリアの条件は7秒以内(普通二輪は8秒)、パイロンに接触、コースアウトは一発アウト。時間は1秒毎に繰り上げで5点減点です。(8秒で5点減点)普通に乗れれば、ほぼクリアできると思いますのでパイロンに接触だけは気を付けましょう。
コツは、バイクの特性を理解しているかどうかになります。バイクは、倒す(動力が小さくなる)イメージで曲がります。曲がり終わってから、アクセルをギュッと入れるとバイクは立ち上がります。それの繰り返しをリズム良くやる感じです。ハンドルで曲がるイメージの人は、気を付けてください!曲がる方向にバイクを倒して曲がるので、ハンドルは補助的な感覚です。”アクセルを戻す⇒曲がる方向に少しハンドルを切る⇒バイクを倒す⇒曲がり切る直前にアクセルを入れる⇒ハンドルを戻す”こんなイメージです。
※アクセルを入れたらすぐ戻す。入れすぎるとコースアウトしてしまいます。コース取りとリズム、アクセルは入れたらすぐ戻す。これを身体で覚えましょう。上の図の星マークを1秒間隔でアクセルを入れられたら楽勝です。
※タイムアタックではありません。慣れてくると勘違いして、卒検で攻めすぎて失敗する人を見かけますので、注意が必要です。
<一本橋>
→教習時間目安 2時限 難易度…激ムズ
うわ~!激ムズって…
そうなんです。おそらく大半の人が苦手意識を持ってしまう…魔の一本橋。
ここで躓く人は非常に多いと思います。僕自身も苦労したのを覚えてます。二輪教習の中で一番難しいと個人的には思っています。
僕の場合、2時限の教習で10秒以上のクリア率は50%程度でした…
長さ15m、道幅30㎝を10秒以上で渡る一本橋。(※普通二輪は7秒)
逆タイムトライアルです。いかに時間をかけて渡るかが勝負なのです。
停止位置から一本橋に前輪タイヤが乗った時点で計測が開始し、15mの橋を渡り切った時点で計測終了となります。大型二輪は10秒以上、普通二輪は7秒以上でクリア(減点なし)となります。一本橋から落ちた時点で一発アウトです。また、1秒毎に切り捨てで5減点となります。(9秒で5点減点)また、大型は7秒台、中型は4秒台だとアウトです。
とはいうものの、これもコツを掴めば80%以上の成功率にはなります。どこまでもいっても、卒検の緊張感でどこまで自分のマインドをコントロールできるか?自信を持って挑めるか?こればかりは、コツはありません…
落ちたら一発アウトなので、序盤でできる限り粘り、ヤバいと思ったら走り抜けた方が良いです!8秒~10秒で通過する気持ちで!
一本橋のコツは
①ニーグリップをとにかく意識する。
②橋に乗るときは勢い良く。
③視点は地面と平行に。(目印になる目標を見つける)
④絶対に下は見ない。
⑤フラフラした場合は、動力を入れる。(クラッチを繋ぎ、軽くアクセルを入れる)安定したら、ブレーキと半クラで再度スピードを落とす。
⑥タイムは8~10秒の気持ちで。
※ハンドルを小刻みに動かすやり方もありますが、これは上級者のテクニックかな?と個人的には思います。なぜなら、下を見ない絶対的な自信があるからです。教官のテスト走行を見ると意外とやってます。
上記を意識しながら、半クラと繋ぎ、アクセルワーク、ブレーキングをとにかく身体に叩き込みましょう。
一本橋を落ちるときのパターンは、視点を切り、橋を見てしまう、ニーグリができてなく、足でバランスを取ろうとする、スピードが落ちすぎて動力を入れるタイミングが遅い等々。
この最大の難関をクリアできた頃から、教習が楽しくなってきます。
<第一段階見極め>
いよいよ、ここまで来ました。ここでは1段階目で行った項目を、総合コースで行います。教習時間中に大きなミスさえしなければ問題なく通過できます。というのも、総合コースを何度も回れるので、失敗しても大丈夫です。しかし、一度も全項目をパーフェクトでクリアができなかった、一本橋を一度も成功できなった、スラロームを一度も成功できなった等々、教官が2段階に進める技能に達してないと判断した場合は、追加教習(オーバー)となります。
逆にある程度できていれば、途中から苦手な項目をやらせてくれたりします。
教習内容-第2段階
2段階まで来れば、基本的な乗り方はほぼマスターしていると思います。2段階では、急制動と波状路がメインとなります。難易度も高く、危険を伴いますので、しっかりと予習をした上で臨んでください。
第2段階 技能教習 規定時間:17時限
※基本的な項目は上記になりますが、AT教習や自動車のコースで教習等、通う教習所によって違いがあります。
<シュミレーター>
→教習時間目安 2時限 難易度…低
その名の通り、シュミレーションによる危険予知をメインとした教習です。
ゲームセンターのバイクゲームのような感覚ですが、あくまでも危険予知するための重要な教習です。技能教習でできない実際に事故を起こす状況とかを体験します。危険はどこに潜んでいるか?分かってはいても実際に事故を起こさない限り分からない事も多いのは確かです。それをシュミレーターにより体験し、免許取得後に重要になる危険予知を学びます。
実際にシュミレーターの中で、山道のカーブを曲がり切れず衝突したり、バスの脇から人が飛び出してきて引いてしまったり…実際に教習でできない疑似体験ができるので参考になります。
この教習を受けてから2段階の実技が始まります。(教習所によってタイミングは違うかもしれません)
必須項目のため、1段階の見極めが終わった時点でシュミレーターの予約をしましょう。
<急制動>
→教習時間目安 2時限 難易度…中 ※重要項目
その名の通り、急ブレーキをかけて一定のラインで停まる事を目的とした教習です。実際に免許取得後に公道でバイクを乗っている時、急制動ができることにより事故を回避できる確率は上がります。
クリアの条件は、時速40㎞以上で適切なタイミングでブレーキングを開始し、乾燥時は11m、濡れている時は14mラインの手前で停止となります。
転倒、停止線オーバーは一発アウト。後輪タイヤロックした場合は10点減点となります。
急制動は、直線で時速40㎞を出す事が必須です。時速が40㎞出ていない場合やブレーキのタイミングが明らかに早過ぎる場合は10点減点、もう一度チャンスはありますが、2回続くとアウトとなるので注意してください。
急制動のポイントは、いかにスムーズに直線で40㎞出せるか?に尽きます。何故なら、速度調節ができないとスムーズなブレーキングができないからです。パイロンに差し掛かる手前で時速42㎞程度が一番理想とされています。それは、アクセルを離した時にブレーキングゾーンで丁度40㎞になるからです。速度が仮に50㎞出ていたとすると減点対象+後輪ロックの可能性が高くなります。速度超過も+5㎞で減点の対象となりますので、このことを踏まえた上でも、いかに早く40㎞に到達し、速度調整ができるかがポイントになります。また、スピードメーターを見る余裕ができるのも大きいです。ギリギリで40㎞だと、先ずスピードメーターを見る余裕はなくなり、直ぐにブレーキングをしなくてはならないため、心に余裕が持てず、普段のブレーキングができない心理状態にも陥りかねません。
・ブレーキングは、前輪:後輪→7:3 がベストと言われています。
※教習車両毎の癖がありますので、実際に乗る教習者の癖を掴めるよう意識した方が良いです。
※停止寸前にクラッチです。エンジンブレーキをギリギリまでかけることが重要です。この時のエンストは減点対象ではありません。
※停止した際に右足を付いても減点対象となりますので注意してください。
前輪ブレーキが強すぎると後輪が浮く可能性があります。後輪ブレーキが強すぎるとタイヤロックする可能性があります。どちらも非常に危険ですので、一気にブレーキをかけるのではなく、停止線までに停まる事を意識しましょう。
<波状路> ※大型自動二輪取得時のみ
→教習時間目安 2時限 難易度…高
波状路とは、路面に生じる波状の凹凸の事です。要は、デコボコ道を乗る練習です。また、立ち姿勢で乗る特殊な教習なので、意外と苦戦する人も多いです。
~波状路のコース設定~
- 全長:9.5m
- 凸部の間隔は、1m~1.3mで不等間隔
- 凸部は9箇所
- 凸部の高さ5cm、幅14cm
クリア条件は、立ち姿勢で5秒以上、凸部9箇所を乗り越える と至ってシンプルです。
エンスト、足つき、コースアウトは一発アウトとなります。また、座ってしまった、規定の5秒未満で走破した場合は減点となります。(10点減点)
※5秒以上で通過するには、時速6.8㎞/以下で走る必要があります。
失敗する要因は、立ち姿勢時にエンスト、凸部を越えられずにバランスを崩し足つき及び転倒、立ち姿勢のバランスが悪くコースアウト。この3つを意識することで成功率は上がります。実際に僕は苦労しませんでした。
実際の波状路の乗り方は?というと、
①波状路進入前に半クラにする。
②半クラの状態orニーグリを意識したまま真っすぐ立つ。
③立ち姿勢で半クラの調整をする。(凸部を超えられる程度に)
④凸部に進入時にアクセルを軽く入れる。
⑤後輪が凸部に来たタイミングでアクセルを軽く入れる。
⑥⑤をできる限りリズミカルに最後の凸部まで繰り返す。
※視点は必ず前を見ましょう!下を見るとフラつく可能性が高くなります。
タイムは、5秒未満で走破した場合は一律10点減点です。てことは、コースアウトや座りそうなったら走り抜けちゃいましょう!また、転びそうになったら座って10点減点とした方が良いですよ。
<総合コース+見極め>
全ての教習項目が完了したら、いよいよ卒検に向け最終調整に入ります。教習所により異なりますが、疑似コースをひたすら時間が許す限り周ります。その際に苦手の項目があれば、やりたい旨を教官に伝えることで、やらせてもらえます。ここで、しっかり卒検を意識しながら身体にコースを含め叩き込みましょう。ここで全ての実技が終了したら、2段階の見極めとなります。1段階の時は1段階の項目のみでしたが、2段階の見極めは、卒検とほぼ同様にコースが多少違う形で行われます。ここでもある程度の失敗はOKですが、”リスク”があると判断された場合は追加教習になります。このリスクとは、実際の公道で事故を起こす可能性があるかどうか?免許証を交付できる技術であるか?となります。よって、1段階よりも見る目は厳しいと思ってください。
※二輪と四輪でコースが違う場合は、四輪コースを回る教習もあります。
卒業検定
卒業検定(卒検)は、100点満点の減点方式です。合格は70点以上!上記の各項目で減点数を書きましたが、減点はあくまでも減点です。気を付けるべきは一発アウトです。
31時間の実技を無事クリアしたら、いよいよ卒検となります。卒検は、人生の中でTOP3に入るくらい緊張する気がします(笑)。その中で、自分を信じ、卒検前には頭の中でイメトレしつつ、一発アウトになる項目だけは頭に叩き込んでおきましょう。減点は気にしないこと!なぜなら、減点した…ヤバいと思って以降の項目に対し完璧を目指しすぎるあまり一発アウトの意識が薄れる可能性があるからです。結果として、10点減点を4回してしまった…それは、結果論で最重要項目の一発アウトがないことに自信を持って2回目に挑みましょう。よって、下記に減点項目のまとめは書きません。一発アウトのみ記載します。
先ず、一発アウトの内容を公道に置き換えてください。パイロン、縁石=人だとしたら?急制動の停止位置に車が停まっていたとしたら?波状路が発生している路面は想像すれば危険なのはわかりますよね?一本橋も落ちる場面もあると想定できますが、1車線の狭い道路で対向車が来たら?要は、事故のリスクを想定しているんです。だから危険なので一発アウトとなります。
まとめ
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。教習所に通うのがめんどくさいとか、時間がないとか思う人も居るかもしれませんが、免許証は重大な違反をしない限り一生モノです。
教習所や教官により、少し違う場合があると思われますが、基本内容は同じです。予習と復習を忘れずに、確実に一つ一つの項目をクリアしましょう。
最後に、事故を起こさない為には、しっかりと教習所で習った事を実践し、安全運転を心がけ、バイクライフを楽しんで下さい。
最後まで読んで頂きありがとうございます!
1人で悩まず、不明点等あれば回答しますので、コメントしてください。
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